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その後、写真がUPされていたサイトにこの写真の子供の親と思われる方からの投稿がありました。
たまたまネットで見つけてしまったようです。

そのまま引用します。

9/26付「親の顔が見たい」の画像をご覧になられた皆様方へ

おそらく私達の息子だと思います。
写真を目にして凍りつく思いでした。
皆様、不愉快に感じられたことと思います。
また、店や他のお客様にもご迷惑だったかと思います。
申し訳ありません。全て油断して目を離した親の責任です。

言い訳と思われるのは承知ですが、説明させていただけないでしょうか。
息子は自閉症という先天的な脳の障害があり、知的にもかなりの遅れがあります。
どんな障害か興味のある方は
マンガやＴＶドラマ「光とともに…」、映画「マラソン」「レインマン」を。
息子は「ギルバート・グレイプ」の主人公の弟に行動パターンが似ています。
同じ「自閉症」でもタイプは様々、知的に高い子・潔癖症でパニックになる子もいます。
そのような問題行動でもなければ、一見障害児には見えない子が大部分です。
息子の場合、コミュニケーション能力だけでなく、危険・不潔清潔・羞恥心が判りません。
おそらく、この店内がフローリングだったので、自宅部屋と区別がつかなかったのでしょう。
区役所や銀行のロビーでも、カーペット敷きの所で靴を脱いでしまいますから。
このような行為のたび、その場で叱り、すべき事を指示するよう努めているのですが、
そもそもの本質を理解させることが難しいため、もう大丈夫と思っても同じ失敗を繰り返してしまいます。

本当にザルで水を汲む思いの子育てで、毎日毎晩どうしたらいいのか考えています。
この子の兄弟にも寂しい、辛い思いをさせてきたと思います。
狭い家の中に閉じ込めておけば良いのかも知れませんが、そうすると社会でどうすべきかを
学ぶ機会がなくなるため、ますます問題を起こしやすくなります。
今はまだ親元で、周りの方の温情にも恵まれて何とか生活しておりますが、できれば、
この子には私達が死んだ後にも、きちんと働いて平穏に生活して欲しいのです。
将来このまま「迷惑な大人」とならないためにも、今、周りの方々のご協力をお願いしたいのです。
今後、このような子供を目にされましたら、出来れば一言「ここに寝てるのは迷惑だよ」と声をかけて頂けませんでしょうか。
店内放送で「こういう子がいる。親はどこだ」でもかまいません。
私共も、これを戒めとして、息子を育てていこうと思います。

長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

…自分の浅はかさを深く反省しました。
自分がこのような親の立場だったらこのような文章を書けるだろうか。

どうかこの子に素晴しい未来が待っていますように。